はんなり京塾〜MIYAKOJYUKU〜

京都在住のお香や京KOUを制作しているマコトが京都検定を含め京都の様々な情報を発信しています。

【保存版!京都検定向け】京都の行事月別まとめの2月編

はんなり京塾〜MIYAKOJYUKU〜です

はんなり京塾ブログのきっかけはこちら

makotolabo.hatenablog.com

 

こんな方におすすめです

京都検定を勉強されている方

京都検定に興味ある方

③ちょっとディープな京都を知りたい方

 

今日の内容は

今日は京都の行事の中で2月分を整理します。

まずは有名な行事を整理し、後々マイナーな行事も追加予定です。

参考文献は最後にします。

 

 

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2月

月日と行事名と内容、開催場所、一言メモ、ブログ記事

2日〜4日

節分祭

春の始まり立春の前後に開催される行事。

節分を挟んで3日間開催するところや、節分の日当日のみ開催するところなど色々だが、春を感じることのできる行事なので是非各所を訪れることがおすすめ。

場所:市内各所の神社やお寺

京都検定で出るとこ

①廬山寺の節分会

赤、青、黒の三匹の鬼が登場する追儺式鬼法楽が開催:鬼おどりと呼ばれていて、鬼のお加持も受けられる。

廬山寺は紫式部の邸宅跡と伝えられているのと、洛陽三十三所観音霊場の第32番札所である。

廬山寺について詳しくはこちら(執筆予定)

 

吉田神社 節分祭

節分の当日を中日とし前後3日間開催される。:追儺式は節分前日の夕刻に本宮にて開催され、方相氏が登場する。

吉田神社は鬼門を守る神社、お菓子の神様である菓祖神社、料理の神様である山蔭神社などがある。吉田山のカフェ茂庵もおすすめ。

 

壬生寺 節分会

節分の前日と当日に壬生大念仏狂言の演目である節分が上演される。

また、素焼きの皿「炮烙」が演目炮烙割で実際に割られる。

壬生寺新選組と縁が深く、7月16日に新選組隊士等慰霊供養祭が壬生塚で開催される。なお、壬生塚には近藤勇像や芹沢鴨など11人の新選組隊士の墓塔がある。

また洛陽三十三所観音霊場の第28番札所

 

須賀神社 節分祭

節分の前日と当日の2日間限定で懸想文売りが現れ、懸想文を売る:縁結びのご利益

(ちょっと怖い笑)

場所としては平安神宮の裏手

 

千本釈迦堂大報恩寺) お亀節分会

「阿亀」の伝説ゆかりのおかめ塚がある、あの大報恩寺

そのため、節分会でもお亀さんが登場する。

千本釈迦堂大報恩寺)について詳しくはこちら(執筆予定)

 

関連事項〜節分について〜

節分は、

立春立夏立秋立冬

の前日を表す言葉ですが、古くは立春が年の始まりだと考えられていたため、立春の前日の節分の日が大事な日であると考えられた。

そのため現在節分というと新暦2月の初旬の立春の日の前日を表す。

京都の節分行事は、平安時代から宮中で行われていた

追儺(ついな)」に由来する。

元々大晦日に疫鬼を祓うことを目的とした「鬼やらい」と呼ばれていた。

 

一言・関連

吉田神社鞍馬寺平安神宮などの追儺式には、「方相氏」が登場

・方相氏は目に見えない鬼と戦うために、恐ろしい形相の四つ目の仮面を被った上に武装していたことから、この方相氏の姿が鬼として定着していったと考えられる。

8日

針供養

裁縫・手芸の上達を祈願する

場所:法輪寺

この場所の関連行事

・3月13日〜5月13日:十三まいり

・12月8日:針供養

 

一言・関連

コンニャクを裁断に供えて、飾り糸のついた針を刺して供養する。ちなみにかなり太くて長い針。

法輪寺では12月8日にも針供養が開かれるが、この日は針神社でも開かれる。

だるま寺の法輪寺とは異なるので注意。こちらは「嵯峨の虚空蔵さん」と呼ばれ親しまれている。

電気や電波の安全祈願の電電宮もある。

法輪寺について詳しくはこちら(執筆予定)

 

11日

城南宮七草粥の日

春の七草を神前に献じ、七草粥を参拝者に振る舞う。

場所:城南宮

 

この場所の関連行事

・4月第二金曜から日曜:方除大祭

・4月29日:曲水の宴

・11月3日:曲水の宴

その他:城南宮について詳しくはこちら(執筆予定)

一言・関連

方除けの神として信仰を集め、方違の際に寄ったと言われている場所

戊辰戦争鳥羽・伏見の戦いは城南宮の参道に置かれた薩摩藩の砲撃から始まったと言われている。

おせき餅は城南宮のそばを通る鳥羽街道の名物菓子

その他:京菓子の種類と由来後編についてはこちら(執筆中)

 

初午の日(2024年は2月12日)

初午大祭

稲荷大神が稲荷山に降臨したことにちなんだ大祭。

この日縁起物であるしるしの杉が授与される。

場所:伏見稲荷大社

この場所の関連行事

4月20日に近い日曜〜5月3日:稲荷祭

6月10日:田植祭

その他:伏見稲荷大社について詳しくはこちら(執筆予定)

 

一言・関連

千本鳥居を過ぎて稲荷山からスタート

他の神社やお寺と違い、ハイキングシューズで来ることをおすすめする。

きつね面:初午大祭に因んで出されるお干菓子

その他:京菓子の種類と由来前編についてはこちら

makotolabo.hatenablog.com

狐煎餅:総本家いなりやの煎餅

その他:京菓子の種類と由来後編についてはこちら(執筆中)

 

第3土曜日曜日(2024年は2月17日、18日)

棚倉の居籠祭

祝園の居籠祭と同じで武埴安彦が討伐された地で戦死者の霊を鎮めるためのお祭りである。

場所:涌出宮(和伎座天乃夫岐賣神社)

 

この場所の関連行事

・1日目の門(かど)の儀の後、夜に大松明が燃やされる

・2日目の午後に御神酒だし、御膳だし、御田植えなどの室町期の農耕儀礼の豊作祈願祭が行われる

 

一言・関連

南山城地方最古の祭と言われている。

棚倉の居籠祭は京都府の無形民俗文化財の第一号で指定されている。

涌出宮の宮座行事のひとつ。宮座行事は国の重要無形民俗文化財に指定されている。

 

祝園の居籠祭についての記事はこちらの「祝園の居籠祭についてを参照」

makotolabo.hatenablog.com

 

23日

五大力尊仁王会

世界遺産醍醐寺で開かれる。
延べ千人以上の僧侶によって一週間以上にわたって前行法要が営まれる。
当日祈祷された御影が授与される。

餅上げ力奉納が金堂前広場で行われる。大きな鏡餅を持ち上げる時間を競う。
優勝者には鏡餅の一部が授与される。

場所:醍醐寺

 

この場所の関連行事

・4月第2日曜:豊太閤花見行列

西国三十三所観音霊場札所:第11番

その他:西国三十三所観音霊場札所の一覧はこちら(執筆中)

その他:醍醐寺について詳しくはこちら(執筆予定)

一言・関連

京都府内で最古の五重塔がある

その他:世界遺産について詳しくはこちら(執筆中)

 

24日

幸在祭(さんやれさい)

地元農家の男子15歳の元服を祝う行事。

上賀茂神社、摂社大田神社、山の神に奉告してまわる。

 

場所:上賀茂神社

 

この場所の関連行事

・5月5日:賀茂競馬

・5月15日:葵祭

・7月1日:御戸代会神事

・9月9日:重陽神事と烏相撲

その他:上賀茂神社について詳しくはこちら(執筆中)

その他:世界遺産について詳しくはこちら(執筆中)

一言・関連

・やきもち:葵餅(神社の神紋にちなむ)

その他:京菓子の種類と由来の後編についてはこちら(執筆中)

 

上賀茂神社は上七社の一つ

その他:二十二社について詳しくはこちら(執筆予定)

 

25日

梅花祭

菅原道真の祥月命日で、梅をこよなく愛した故実に因む。

本殿に梅花御供を供え、厄を祓う。

上七軒の芸舞妓による茶の湯のお点前が披露される。

場所:北野天満宮

 

この場所の関連行事

・1月25日:初天神

1月の行事についてはこちら

makotolabo.hatenablog.com

 

・2月2〜4日(立春前日):節分祭

2月の他の行事についてはこちら

・10月10日〜5日:瑞饋祭

・11月26日:御茶壺奉献祭

・12月1日:北野天満宮献茶祭

・12月25日:終い天神

その他:北野天満宮について詳しくはこちら(執筆予定)

その他:花街について詳しくはこちら(執筆中)

 

 

一言・関連

室町時代連歌の中心地、豊臣秀吉による北野大茶湯天正15年:1587年)

・慶長8年(1603年)に出雲の阿国が社前で歌舞伎を披露し、歌舞伎発祥の地

上七軒:毎年春に北野をどり(五花街中最古)

・弘法さんが晴れやったら天神さんは雨や

・粟餅:粟餅所澤屋

・長五郎餅:北野大茶湯で秀吉に賞賛

↑どちらも美味しい。粟餅はバス停付近で人が結構並んでる。

 

その他:花街について詳しくはこちら(執筆中)

その他:京都のことわざについてまとめはこちら(執筆中)

その他:京菓子の歴史についてはこちら

 

makotolabo.hatenablog.com

 

その他:京菓子の種類と由来の後編についてはこちら(執筆中)

その他:北野天満宮について詳しくはこちら(執筆予定)

 

 

最後に参考文献をご紹介しますが、1月の京都の主な行事のまとめは以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

参考文献のご紹介

今回参考にした書籍は

京都・観光文化検定試験公式ガイドブックです

 

京都検定では公式テキストでもあるので

これは必読書ではありますね。。。

この書籍から3級は90%以上、2級は70%以上出題されます。

 

②江戸時代京都名所事典

 

タイトルの通り江戸時代に発行された、いわゆるガイドブックに載る記事を中心に紹介してくれています。

京都は江戸時代もしっかりと観光地だったんだと改めて実感します。

 

③重ね地図で読み解く京都1000年の歴史

 

エリアとルート別でその付近の歴史や史跡をエピソードと共に紹介してくれていて面白いです。昔の地図と重ねて自分がどこに住んでいるのかや、どこを歩いているのかを見ながら散歩しても面白いと思います。

 

他にも参考にさせていただいている書籍がありますが、別の記事で紹介させていただきます。

 

必読書とは言っても

別に公式ガイドブックを否定もしないですし、試験範囲の情報は網羅されているため非常にありがたい本です。

ただ、いきなり最初から分厚い本を読み進めていっても、瞬間的な知識にはなっても試験が終わったら忘れるといった感じになりやすくなってしまうかもしれません。

 

私なりに再構築します

このブログでは、私なりに

公式ガイドブックと実際に訪問するなどフィールドワークを中心に

整理していきますので、

「この方法だと覚えやすいかも」

などと思ってもらえたら

是非読者登録・ページをブックマークをしていただけると嬉しいです。

これからもよろしくお願いします。

 

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